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日本政治の考察
by priestk
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北朝鮮のミサイル発射演習は「非合理的」か
Excite エキサイト : 政治ニュース
上記共同通信の記事によれば、小泉首相は「ミサイル発射の可能性は低い」という。
6カ国協議を目前に控え、日本からの援助を引き出そうというこの時期に、
威嚇的な行動をとるはずがない、という判断だろう。

だが、僕はこの見方にほんの少し不安をおぼえる。
僕は決して、北朝鮮が非合理的な国だから、なにをしでかすか分からない、といおうとしているのではない。
問題は、日本政府が北朝鮮内部の政治的対立をどの程度把握しているのか、だ。

日本政府の判断は、北朝鮮の国家的な意思決定プロセスが統一されていることを前提にして、導かれているように思える。
しかし、実態は、金正日、朝鮮労働党、軍、それぞれが独自の利害、思惑をもって動くといわれている(発展途上国ではよくある例だ)。

ミサイルを日本海に向けてぶっ放すことが、北朝鮮の「国益」を損なっても、
軍部が主導権を握るきっかけとなるなら、発射を「合理的」と判断する軍幹部がいるかもしれない。

「ミサイル発射の可能性は低い」
この発言が、北朝鮮内部の動きもつかんだ上でのものだと願いたい。
by priestk | 2004-09-24 12:24 | 日朝関係論
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