日本政治の考察
by priestk
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
リンク集
フォロー中のブログ
日本国財政破綻Safet...
~つれづれ日記~
The GLPC
天声手帳
週刊!Tomorrow'...
社会派ブログ--実はただのグチ
浮世風呂
小言日記
多事論争 neXt
ネットは新聞を殺すのかblog
屋根裏部屋
にぶろぐ@無人店舗
みんなでインテろう!
納得のいく論文が書けるよ...
糸巻きのブログ
ひまじん日記
rnalength ちょ...
人、物、金、情報の移動、...
カテゴリ
全体
政治・政治学書籍
日朝関係論
憲法論
外国人労働者論
天皇論
防災・危機管理論
その他内政・外交
政局・選挙
雑談
プロフィール・連絡先
未分類
最新のトラックバック
≪GOOD NEWS≫ ..
from エクソダス2005《脱米救国..
当面する最優先の政治課題..
from エクソダス2005《脱米救国..
submissive a..
from submissive bes..
large drop s..
from large sell 04/04
latex bestbuy
from latex shipped ..
dogsex perso..
from dogsex big gay..
buy cheap am..
from buy cheap ambien
buy cheap am..
from buy cheap ambien
buy cheap am..
from buy cheap ambien
hydrocodone
from hydrocodone
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


もはや「憲法」とは呼べない
12月中旬に改憲案大綱 自民憲法調査会
Excite エキサイト : 政治ニュース

 帰宅後、朝日新聞(11月2日付朝刊)の特集記事を読んで、鼻からお茶がぶっ飛んだ。記事のタイトルは、「憲法 総点検」。与野党各党の憲法論議をまとめたものだ。唖然としたのは、自民党の憲法観のせい。

そもそも憲法って

 そもそも、なぜ憲法が人類の歴史に登場したのか。だれもが歴史の授業で教わることだが、憲法が誕生したのは、絶対君主による恣意的な国家権力の行使を制限するためだった。
憲法はいわば、国民が国家に向けて書いた命令であり、それを守るのは当然国家権力であって、国民一人ひとりではない。
 実際、憲法第99条は、憲法を尊重し擁護する義務は「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員」にあると定めている。国民が国家に向けて発した命令なのだから、99条の中に「国民」が含まれないのは当然だ。

自民党の憲法観

 しかし、以下に紹介する自民党の憲法観は、こうした常識的な憲法理解とは正反対のものだ。自民党の憲法調査会がまとめた「論点整理」では、
 憲法は、国民が従うべき「行為規範」であると、全く逆の定義づけを試みる。99条に国民を含めることも議論するという。憲法の「権利偏重」を正し、国民の「義務」や「責任」を規定しようという主張と一体だ。論点整理は「近代憲法が立脚する『個人主義』が『利己主義』に変質させられた結果、家族や共同体の破壊につながった」と、近代憲法のあり方そのものに疑念をぶつける。
 朝日新聞に指摘されるまでもなく、「憲法は国民が守るもの」という自民党の憲法観は、ごく一般的な法律論からかけ離れたものだ。法律をかじったことのある者なら、誰だって判る。自民党の政策担当者が、法律のイロハを知らないはずないのに……。

「常識」と「理屈」のすれちがい

 以上は、僕が記事を読んでいたとき感じたこと。ところが、よくよく考えれば、僕自身も「憲法は国民が守るもの」という発想が、さほど不自然ではないような気がしてくる。たしかに世の中の「利己主義」的な人は困ったものだ。「人様に迷惑をかけるな」と教わらなかったのだろうか。ニートの若者たちは、無理やりにでも社会に出して、義務感や責任感を叩き込んだ方がいい。それが本人のためなんだよ。自治体にだって迷惑行為防止条例があるんだから、国が国民の「行動規範」を定めてもいいじゃないか、ねえ、かあちゃん。

 きっと、自民党の憲法観を支持している大多数の人は、こんな素朴な公憤に駆られた、「常識的」な善意の人なのだと思う。イデオロギー的な理由で支持する人は、ごく少数に過ぎないのではないか。だとすると、共産党や社民党みたいに、憲法とは「主権者である国民の権利と人権を守るため、政治権力にしばりをかけるもの」だとか、「国家権力の暴走に歯止めをかけ、国民の権利を保障するもの」と「理屈」を並べたところで話がかみ合うはずもない。

善意の方々へ

 しかし、僕はあえて、「常識的」な日本の善男善女の方々に申し上げたい。マナーが悪い人を減らす方法は、憲法改正のほかにいくらでもある。家族や共同体の崩壊を食い止める方法ならば、もっと沢山ある。むしろ、憲法は社会問題を解決する道具としては、あまり有効ではない。憲法に罰則規定などないからだ。
 もし、自民党の憲法観を採用して、憲法を「国民が従う規範」に変えてしまえば、それは、もはや「憲法」とは呼べない。
[PR]
by priestk | 2004-11-02 22:58 | 憲法論
<< ぷち対談:憲法とはなんぞや? クールな世論の覚悟を問う――邦... >>