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福田康夫は運がいい
福田康夫という人は運がいい。
竹島問題によって、安倍氏が避けようとしてきた歴史認識・アジア外交問題がすっかり争点化した。行き詰っているアジア外交は、安倍氏が首相になっても現状維持だが、福田氏ならば解決もしくは改善できるのではないか・・・・・・そんな認識が広がりつつある。 しかし、福田氏が首相に就任したとして、日本の対アジア政策が一体どれほど変わるというのだろうか。領土問題で大きく譲ることができようはずはない。そうすると、せいぜい、在任中は靖国に参拝しないと明言する程度のことではないか。 福田氏は、靖国に参拝しないだけで実に多くのものを獲得する。中国、韓国の大きな歓迎。アメリカも、政府はともかく、世論は歓迎する(アメリカの主要紙が日本のナショナリズムに批判的なのは周知のとおり)。それから、日本の経済界と、国民世論の4割程度から支持を得ることができるだろう。実においしいポジションにいるというほかない。 日本のナショナリズムが高まれば高まるほど、逆説的ではあるが、穏健派の象徴としての福田氏の地位は確固たるものになる。一方、安倍氏は、歴史認識・アジア外交の争点化により、苦しい立場におかれることは避けられない。なぜならば、強硬姿勢を維持しながら、この問題について落としどころを見つけなければならないからだ。 人気blogランキングの政治部門をはじめ、ネットでは福田氏の評判はあまりよろしくないようである。 しかし、福田氏を総裁にしたくない人は、媚中とか売国奴とかレベルの低い批判をやめたほうがよいのではないか。ますますアジア外交が争点化し、安倍氏、麻生氏には不利になるように思われる。 むしろ、格差社会や経済政策で攻めた方がいい。福田氏は格差社会や経済政策について明確な発言をしていないため、場合によってはこれが弱点となる可能性がある。
by priestk
| 2006-05-05 18:34
| 政局・選挙
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